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I was a complete Francophile in my 20's. I adored Paris in the 1920's. In my Provencal SoHo loft I listened to the French chansons, I wore the French vintage dresses and talked about 'art & life' with my French boyfriends at the French cafes in SoHo while sipping the French espresso. My ultimate muse was "Kiki de Monparnasse." Yes, she was not only my muse, but the queen of Ecole de Paris. (photo: "Kiki" by Andre Derain)
20代の頃、私は完全なフランコフィルでした。1920年代の巴里
に憧れて、南仏スタイルのNYのソーホーのアトリエ・ロフトでは
シャンソンを聴き、ファッションもフレンチレトロ、ソーホーの
フレンチカフェでフランス人のボーイフレンド達とエスプレッソ
を飲みながら、フランス語や英語でアートを語る日々、、。
そう、私のミューズは、モンパルナスのキキ。エコール・ド・パリを
インスパイアーした伝説のモデル。(上の写真:アンドレ・ドラン作
「キキ」)
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キキと同時に興味を持ったのは、レオナルド・フジタでした。
そう、藤田嗣治です。同じ名字で親近感を持ったのが
始まり。暇さえあれば訪れた巴里では、多くのフランス
画商たちから「君はフジタの孫か?」と聞かれたものです。
その度に、「ウイ!メスー」(ええ、もちろんよ)と答えていた
私です。(ああ、もちろん「精神的にはネ」とフォローして
おいたので、嘘はついていませんヨ。笑)
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フジタとキキは仲良しでした。上の写真は藤田嗣治を有名に
した傑作「キキ」の肖像画です。彼は日本人ならではの細やか
でデリケートな線画を武器として、西洋人をあっと言わせたのでした。
後、盛りを過ぎ誰からも相手にされなくなったキキのお葬式に出席したのは、
フジタだけだったそうです。日本人らしい律儀な姿を想像します。
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"You must come and stay with us!" My Parisian collectors who have their summer houses in South France send me the sweet invitations every summer, but for the past few years I have not been able to go back... Perhaps next summer I should visit my favorite South France again and revisit all those magical places that inspired the masters of Ecole de Paris.
私の20代と30代初期は、フランス無しでは語れません。
巴里と南フランスは数えきれない程行きました。特に
南フランスの小さな漁村コリヨールには特別な思い入れ
があり、繰り返し訪れました。ここは野獣主義が始まった
場所でもあり、ピカソ、マティス、ドランなど、多くの巨匠
たちが夏を過ごしました。上の一枚はドランによるコリヨール
の風景画で、NYのメトロポリタン美術館に所蔵されています。
隣の小さな田舎町の駅の壁は、なんとダリが描いた絵で
埋め尽くされているんです。
南フランスに別荘を持つ私の巴里のコレクターたちは、
毎夏のように「リマ、今年は遊びに来てくれるよね?」と
誘ってくれるのですが、ここしばらく行きそびれています。
来年あたりは久々に、私の20代の頃の思い出がたっぷり
詰まった南仏を訪れて、かつて巴里を飾った巨匠たちの
絵の舞台を、再び巡ってみましょうか。
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